ブロークバック マウンテン【Brokeback Mountain】
2005/アメリカ/134分/監督:アン・リー/原作:アニー・プルー/出演:ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、ミシェル・ウィリアムズ、アン・ハサウェイ、ランディ・クエイド
「エポックメイキング」(←『ブロークバック マウンテン』のチラシに書いてあります)だ、何だと言われていますが、そこまで言わなくても良いのでは?だって、要するに、人と人との純粋な”愛欲”の伝記映画なんですから。だからこそリアリティも感じるし、共鳴できる。but!女性が見ても抵抗ないのですが、同性愛という題材に一般の男性の方々はどう感じるのか?興味があります。
同性愛の”カウボーイ(=アメリカ的男らしさの象徴)”という内容とゴールデングローブ賞ほかおびただしい程の賞を受賞しているので、米国アカデミー賞の作品賞レースで最も話題になったわけですが、結果的に作品賞を取れないのは仕方ない。同性愛に戸惑いながら淡々と愛を貫くカウボーイの姿を丁寧に描いている作品だけに、”アメリカのお偉い”アカデミー会員の最大公約数の票が取れると思えないですから、やっぱり。
東京の知人によると、未だ『ブロークバック~』上映館は混雑中だとか。オーソドックスな作品なのに、見終わって5日経った後でも反芻できる余韻の残る作品であることは確かです。女性である私が、男同士のHシーンにこれほどドキドキした事も初めてだし…。主人公2人の再会のディープキスのシーンには、2人の気持ちの高ぶりと抑えきれない衝動に泣けたし、その2人の”衝動”場面を見てしまい、愕然とする妻の気持ちにも泣けたし…。ヒース・レジャーがとにかくいい!最後のシーンは愛おしくなりましたよ。”カウボーイ(男らしさ)”の面目以前に、一人の人間としての愛を貫く強さと繊細さがヒシヒシと伝わってくる。役者はマジ頑張ってますよねぇ~、やっぱ、よく出来てます。鑑賞のお客の少ない時に、も一回、ジックリ見に行こう!
あ、もう一つ浮かんだ事柄→台湾出身のアン・リー監督だからこそ、固定観念などなく正面から扱えた題材であるけど、アメリカで映画を学んでその技術を培った監督だけに、映画そのものの作り方はとてもオーソドックスなメイド・イン・アメリカ作品です。【あゆ太郎のおススメ度=85点】
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